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京都~桜と能楽鑑賞~

前回のブログの続きです。
今回の京都行きの目的である師匠の舞台を堪能致しました。

【観世会館】13時~17時
師匠の舞台『志賀』
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あらすじとしては、勅使が志賀の山桜を見るべく、志賀の山に到ります。
そこに桜の枝を折り添えた薪を背負った老人と若者に出会います。
古歌問答をするうちに樵扇は大伴黒主とほのめかして消えます(中入り)
その夜、臣下の眼前に、大伴黒主が神となった志賀明神が現れ、神神楽を奏でるのでした。
(大伴黒主は六歌仙の一人)…パンフ抜粋

前シテで老樵の装束の師匠が登場。
杖をつき何やらいわくありげな感じで和歌について語ります。

普段お稽古の時は面(おもて)をつけない師匠の声で謡を聞いているので
面をつけた師匠の声に最初少し驚きました。
独特なお能の発声方法は面をつけて発っせられると、より神秘的に聞こえるのです。

そして後シテは一転、師匠は志賀の山神となりたっぷりと舞の場面がありました。
志賀明神の装束でスピーディで颯爽とした師匠の舞は本当に素晴らしかったです。
ふぅ~(^^)京都まで来てホント良かった♪♪

これは山の神ということで「神能」、そして舞台上には桜の木々等の道具類は何もなくとも
眼の前には満開の桜の山景色が広がり、桜を愛で舞を舞うというこの季節ならではの演目でした。


『鸚鵡小町』
パンフレットを見たら独吟に片山幽雪先生(人間国宝)の名前がありました。
片山先生の舞台は昨年豊田市能楽堂で「定家」を鑑賞しましたが、いぶし銀の謡にしびれたことを思い出します。
ただ定家は素人の私が鑑賞するには派手な舞があるわけでなく、そして長々とした囃子・地謡に途中でうとうとしてしまい…(^_^;)

狂言は『竹生嶋詣』最後は『源氏供養』。

お能は理屈抜きで見て楽しむのが一番かと思いますが、平家物語や源氏物語を題材にしたものも多く
又、師匠が演じた志賀は六歌仙の一人、和歌を題材にしているとなると…
やはり何も知らないよりは知っていた方がもっと深く味わえるのではないかと改めて感じました。

色々なことを知った上で全て落とし込み(忘れて)、舞台を鑑賞したらもっと楽しいだろうなぁ~♪
と毎回鑑賞する度に思う事。
とはいえ、奥が深い幽玄の世界ですもの、ゆっくり楽しむことにしましょう(^^)

観世会館に向う途中の桜です。こうして八分咲きも良いけれど
花びらが舞い散り、花筏となって川を流れていく様は風情があるでしょうね。
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こちらも途中にあります。
時間の関係で立ち寄れなかったので次回に行くことにしましょ。
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古本屋さんで購入したのでなく、十代の頃親が買ってくれた谷崎潤一郎訳「源氏物語」です。
再読しようかな。(この古さ、パラフィン紙付き箱カバー、、、年がバレるわね (^_^;))
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何でも知りたがり犬ミモザが読書中

以上、私の日帰り京都の旅にお付き合いくださってありがとうございました(^^)

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by mimoza1105 | 2011-04-04 20:18 | 能楽・京都

日々の彩り徒然なるままに


by mimoza1105