2011年 07月 10日
京都散策~祇園精舎の鐘の音~
一人京都に遊びに行ってきました。
お能には平家物語を題材にした演目が数多くあります。
そして平家物語好きの聖地(大げさ 笑)というべき場所が六波羅蜜寺を中心とした一帯なのです。
六波羅蜜寺は空也上人により開創された西国第17番目の礼所です。
平安後期にはこの六波羅は、当時清盛を頂点に権勢を誇る平家一門の邸宅が
5千2百余りに及んだ一帯です。
今回、空也上人立像と平清盛坐像の見学と、それからこの地に立ち
目を閉じて、栄華を誇った平家一門に思いを馳せたくてやってきました。
これを書きながらまるで私歴女みたい、え?痛いって?
あ、あのぉ歴女じゃないですから(汗)
そんな栄華を極めた平家もやがて源氏に追われ、この一帯に火を放ち
西国へと逃げ落ちていき、一族諸共果てる運命なのでした。
そしてこの有名な冒頭から『平家物語』が始まるのです。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
(意味)
祇園精舎の鐘の音には
永遠に続くものは何もないと言っているような響きがある
まんじゅしゃげの花の色は
栄えたものは必ず滅びるという法則を表している。
権力を持ったものも長くその権力を持ち続けることはできない。
それは春の夜の夢のようだ。
強い力を振るったものも結局は滅びる。
それは風の前にあるちりと同じである。
宝物殿は撮影禁止なのでこれをUPしますね。
清盛坐像は仏者になってからの清盛で、正面から見ると穏やかな気品ある像ですが
像の前にしゃがみこみ下から像を覗き込むと、顔が一変。
どういう表情かはこれから行く人のお楽しみに言わないでおきますね。
(館の方に清盛や空也上人の見方を教えていただきました)
狭い展示室ですが、他にも平安・鎌倉時代の重要文化財が展示されています。
来年のNHK大河はマツケン演じる「清盛」なので、来年はここも観光客であふれるでしょうね。
今なら静かにゆっくり見学できますよー(^^)
今回の旅の一番の目的は、師匠の舞台「春日龍神」の鑑賞です。
でもその前に腹ごしらえ。
嘉祥閣(舞台)のすぐそばのお店で、鱧のお弁当をいただきました。
鱧をいただくと夏の京都に来ているなぁと感じます。幸せ♪
お出しのきいた冷やし茶碗蒸しの上にトロトロの葛がかかっていて、う~んおいしい。
熱々鱧入りお吸い物もお出しの香りがたまらない。
師匠の舞台鑑賞の前に、お昼間から生ビールまでいただいちゃってほろ酔い気分。
舞台鑑賞中に眠気がこないか心配。
って、我ながらいい気なものね(^_^;)
―つづく―
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お能には平家物語を題材にした演目が数多くあります。
そして平家物語好きの聖地(大げさ 笑)というべき場所が六波羅蜜寺を中心とした一帯なのです。
六波羅蜜寺は空也上人により開創された西国第17番目の礼所です。
平安後期にはこの六波羅は、当時清盛を頂点に権勢を誇る平家一門の邸宅が
5千2百余りに及んだ一帯です。
今回、空也上人立像と平清盛坐像の見学と、それからこの地に立ち
目を閉じて、栄華を誇った平家一門に思いを馳せたくてやってきました。
これを書きながらまるで私歴女みたい、え?痛いって?
あ、あのぉ歴女じゃないですから(汗)
そんな栄華を極めた平家もやがて源氏に追われ、この一帯に火を放ち
西国へと逃げ落ちていき、一族諸共果てる運命なのでした。
そしてこの有名な冒頭から『平家物語』が始まるのです。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もついには滅びぬ
(意味)
祇園精舎の鐘の音には
永遠に続くものは何もないと言っているような響きがある
まんじゅしゃげの花の色は
栄えたものは必ず滅びるという法則を表している。
権力を持ったものも長くその権力を持ち続けることはできない。
それは春の夜の夢のようだ。
強い力を振るったものも結局は滅びる。
それは風の前にあるちりと同じである。
宝物殿は撮影禁止なのでこれをUPしますね。
清盛坐像は仏者になってからの清盛で、正面から見ると穏やかな気品ある像ですが
像の前にしゃがみこみ下から像を覗き込むと、顔が一変。
どういう表情かはこれから行く人のお楽しみに言わないでおきますね。
(館の方に清盛や空也上人の見方を教えていただきました)
狭い展示室ですが、他にも平安・鎌倉時代の重要文化財が展示されています。
来年のNHK大河はマツケン演じる「清盛」なので、来年はここも観光客であふれるでしょうね。
今なら静かにゆっくり見学できますよー(^^)
今回の旅の一番の目的は、師匠の舞台「春日龍神」の鑑賞です。
でもその前に腹ごしらえ。
嘉祥閣(舞台)のすぐそばのお店で、鱧のお弁当をいただきました。
鱧をいただくと夏の京都に来ているなぁと感じます。幸せ♪
お出しのきいた冷やし茶碗蒸しの上にトロトロの葛がかかっていて、う~んおいしい。
熱々鱧入りお吸い物もお出しの香りがたまらない。
師匠の舞台鑑賞の前に、お昼間から生ビールまでいただいちゃってほろ酔い気分。
舞台鑑賞中に眠気がこないか心配。
って、我ながらいい気なものね(^_^;)
―つづく―
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by mimoza1105
| 2011-07-10 02:40
| 能楽・京都