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本「遠野物語  山の人生」 柳田国男著

明日は読書会である。課題本は「遠野物語  山の人生」 柳田国男著

(以下は読書会に向けての感想備忘録です。)

明治時代の事、岩手県遠野出身の若者と知り合った著者が、

遠野で現在も(江戸末期~明治)目撃した人がいる、

又は昔から語り継がれている伝説や、不思議な話、村で起こった事件

(ザシキワラシ、オシラサマ、カッパ、神隠し等)を集めた「遠野物語」

全国の山々でおこった不思議な話を集めた「山の人生」

山男、山姥、土蜘蛛等の目撃談が昔からずっと語り継がれている。

それはいつの時代か、里から山へ逃げ込んだ人々なのか、

それとも山の奥深く、縄文時代を生き続けている集団なのか・・・

山のどこかに境界線のような場所があり、

平地で暮らす人間(私達の祖先)と山で暮らす人間(妖怪?)、

又は生きている者と亡くなった者が、ふと出会ってしまうことがある、

ミステリーゾーンが存在するらしい。

といっても、人を怖がらせようとするミステリーやホラー小説ではない。

著者が丁寧に拾い集めた、各地に語り継がれている記録なのである。

そしてきびきびとした学者のような文体が、逆に不思議な読後感を与える。

そう、眠っている私達のDNAに静かに訴えかけてくる感じ。

いつの時代でも山や神、魂や不思議な物に対しての怖れ、畏怖がある。

そしてそこには畏敬の念、篤い信仰心が生まれると感じた。

本当はもっともっと語りたいが、明日にとっておこう。

今回の読書会、ドレスコードが「和」なのだ。
本「遠野物語  山の人生」 柳田国男著_a0187426_1959286.jpg

着物で参加の方もきっといらっしゃるはず。

目の保養ができる~♪と、おっちゃん心がくすぐられる。笑

私は仕事後の参加なので、本に登場する「山姥」の謡本と扇を持参しよう。

お着物の方はロッカールームで着替えるのかしらん。

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by mimoza1105 | 2014-10-07 20:00 | 本・ライブ・映画・jazz

日々の彩り徒然なるままに


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